YouTubeでバズる怖い話 -クリスマス編-

YouTubeでバズる怖い話 -クリスマス編-

クリスマスの華やかなイメージとは裏腹に、その夜にはさまざまな奇妙な出来事が潜んでいるかもしれません。
冬の寒い夜に響く足音、ツリーに飾られた古いオーナメント、そして窓越しに覗くサンタの姿…。一見楽しいクリスマスの風景が、時に不気味な恐怖を感じさせることもあるのです。

本記事ではクリスマスにまつわる奇妙で怖い話を紹介します。
ホラー好きの方や、ユーチューブで「バズる」ことを狙っている方は、ぜひご覧ください。
クリスマスの怖い話をSNSに投稿して、いつもとは違うスリリングな雰囲気を味わってみませんか?

クリスマスツリーの呪い

奇妙なツリーのオーナメント

ある家族がクリスマスに向けて購入した中古のクリスマスツリーは、一見何の変哲もない普通のものでした。しかし、ツリーを飾り付けているうちに何か違和感を覚えました。よく見ると、一つのオーナメントだけ明らかに古びた感じで、他の飾りと雰囲気が異なるのです。
しかもその飾りには、かすれて読みにくくなっていましたが、小さな文字が書かれていました。

「??????らないで」

家族は気味が悪いと思いながらも、飾りをそのままにしていました。
すると夜になると、ツリーの周りに誰もいないはずなのに、かすかな足音やひそひそ話が聞こえるようになりました。YouTubeにその写真を投稿すると、コメント欄には「それ、呪われたツリーの飾りかも…」という警告が続きました。


クリスマスの夜の異変

楽しいクリスマスの夜。家族はその日も不思議な音に何度も目を覚まされました。
音の発生源はどうもツリーの方からで、家族が集まるリビングルームにあるツリーがかすかに揺れていました。さらには、誰も触っていないのにツリーのライトは点滅し始め、オーナメントが徐々にどす黒い赤色に変わっていきます。

不安に駆られた一家は、ライトを消しツリーを片付けようとしました。
しかし、息子がその飾りに触れた瞬間、家中の電気が突然消えてしまいました。

暗闇の中、スマホの明かりを頼りに家族が集まります。
ふとツリーに触れた息子がいなくなっていることに気づきました。慌てて周りを探しましたが、その姿はどこにも見当たらず、まるで最初からいなかったかのように消えてしまったのです。

消えた息子の謎

その後、残された家族は不安と絶望の中、すぐに警察へ連絡し家中をくまなく捜索してもらいましたが、消えた息子の手がかりは見つかりませんでした。
日が経つにつれて家族の不安はますます募り、クリスマスの明るい雰囲気は家全体から消えていきました。

数日後、気を紛らわせるために家族がツリーの写真を見返していたところ、何かが違うことに気づきました。
写真に写っていたクリスマスツリーの飾りの一部が、どこかで見たことがあるような表情をしているのです。最初は気のせいだと自分に言い聞かせようとしましたが、よく見れば見るほどその顔には見覚えがありました。

ツリーにかけられた飾りの一部は、その顔はじっとこちらを見つめているように思えました。家族の一人が震える手でスマホの画面を閉じ、もう一度開き直しましたが、その顔は依然としてそこにあり、他の飾りとともにツリーを彩っていました。

それは消えた息子の顔に酷似していたのです…。

>>>こちらのイメージイラストはここからダウンロードしました

サンタクロースの正体

深夜に現れたサンタ

クリスマスイブ、ある一家が寝静まった夜のことです。
小さな子供がサンタを一目見ようと、夜遅くまで起きていました。そして深夜、なんと窓の外に赤い服を着た笑顔の「サンタクロース」を見つけたのです。驚き喜んだ彼はそのままサンタを眺めていましたが、ふとサンタの視線がこちらを向いた瞬間。
サンタの顔は笑顔から一変し、狂気に満ちた表情に変わりました。

慌てて布団に戻った子供は怖さに震えながらも、静かに息を潜めてその夜を過ごしました。翌朝、子供はその出来事を家族に話しましたが、誰も信じてくれませんでした。


不気味な来訪者と子供へのサプライズ

その次の日の深夜。不気味なノック音が何度も鳴り響き、一家の父親がいち早く気づいて玄関へ向かいました。
そっとドアを開けましたが、そこには誰もいません。静まり返った闇の中、風が吹き抜ける音だけが聞こえ、不気味さが増すばかりでした。

そして朝。玄関を開けると、目の前には大量のプレゼント箱が並んでいました。
箱には鮮やかなリボンがかかっているものの、どれも見覚えのないものばかり。一家は奇妙に思いながらも、プレゼントを一つ開けてみることにしました。

父親が慎重に箱を開くと、中には子供が大喜びしそうな玩具のセットが入っていました。ピカピカと光るおもちゃの電車や、色とりどりのキャンディの詰め合わせが出てきて、子供は目を輝かせて歓声を上げます。
「誰かが子供にサプライズで贈ってくれたんだろう」と父親は納得し、残りのプレゼントをよく調べずに全て子供に渡しました。

恐怖のメリークリスマス

一人でプレゼントを開け始めた子供は、次の箱に入っていたサッカーボールに大喜びし、うれしそうに手に取りました。
しかし、三つ目の箱には少し古びた人形が入っていました。
どこか不気味な表情の人形で、目が異様に光っているように見えたため、子供は少し戸惑いましたが、気を取り直して次の箱に手を伸ばしました。

四つ目の箱を開けると、中には壊れた時計が入っていました。時計の針はまるで何かを訴えかけるように深夜3時を指したまま動きません。子供がその時計を見つめていると、突然「カチ…カチ…」と音が鳴り始め、不気味さが増していきました。

そして、最後の箱に手を伸ばした子供は、不安に駆られながらも、そっとふたを開けました。
その中には、血に染まった小さな赤い帽子が入っていました。その瞬間、子供は恐怖に襲われ、思わず顔を背けて後ろを振り返ります。

その目の前には、昨晩窓から見えたあの「サンタクロース」が、狂気の笑みを浮かべながら静かに立っていました…。

>>>こちらのイメージイラストはここから依頼しました

かまくらに住む「トナカイ」

謎の傷だらけの生き物

クリスマスの一週間前。
雪が深く積もる町で子供たちは放課後に集まり、雪をかき集めてかまくらを作っていました。何度も雪を積み上げては整え、ついに完成したかまくらの中で温まっていると、突然、傷だらけで痩せこけた生き物がヨロヨロと歩きながらかまくらのそばに現れたのです。
その生き物は目が虚ろで、灰色の毛に覆われていましたが、所々赤い傷が見え痛々しい姿でした。

子供たちは驚きながらも興味津々で、生き物の周りに集まって観察を始めました。すると、ひとりの子が「もしかして、これってサンタさんのトナカイなんじゃない?」と声をあげました。
他の子供たちもその言葉を聞いて目を輝かせ、「そうだよ、きっとそうに違いない!」と興奮して囁き合い、みんなでこの「トナカイ」をお世話しようと決めたのです。
彼らは毎日食べ物を持ってきては与え、かまくらの中で暖かくしてあげようとしました。


やっぱり「トナカイ」だったんだ

数日が経つにつれ、子供たちが一生懸命世話をしたおかげで「トナカイ」は徐々に元気を取り戻し、動きも軽快になっていきました。
子供たちは、その生き物が元気になるにつれ、より愛着を感じ、かまくらの中で触れ合いながら過ごす時間が楽しい日課となっていました。

ところが、ある日ひとりの子が言いました。
「ねぇ、ちょっと待って。このトナカイ、どこか変じゃない?」と。その生き物の角や足の形が、どうもトナカイというには違和感のある形をしているのです。
しかし、他の子供たちは「サンタさんを乗せるために必要なんじゃない?」と納得しました。

そしてクリスマスの朝。
家を出た子供たちが夜空を見上げると、なんとその「トナカイ」がサンタクロースを乗せて空高く飛んでいる姿が見えたのです。
子供たちは皆大歓声を上げ、「やっぱり本物のトナカイだったんだ!」と大喜びしました。

最高のプレゼント

やがて、子供たちは家に帰り始めました。
中のひとりが今日の出来事に満足して自宅の玄関を開けると、足を踏み入れた瞬間、異様な光景が目に飛び込んできました。
家の中はひどく荒らされ、血の跡が床に点々と続いています。
しかし、普段から家に帰るのが憂鬱だった彼は、いつもとは違う冷ややかな空気に包まれた家の中に、どこか安らぎのようなものすら感じる自分に気づきました。

彼は意を決して廊下を進み、リビングへ向かいました。そこには家具が倒れ、部屋中がめちゃくちゃになっているだけでなく、血まみれの跡が家族の部屋まで続いていたのです。
リビングの隅には、あのかまくらに住んでいた「トナカイ」が佇んでいました。

その目は冷たく、虚ろでありながら、どこか安堵のようなものを湛えていました。彼は最初、恐怖で声が出ませんでしたが、次第に震える手を胸元にあて、顔を上げると、震える声でその「トナカイ」に向かって言いました。

「最高のプレゼントをありがとう」

まとめ

クリスマスは温かく愛に満ちた家族の時間が輝く季節です。
しかし、そんな特別な夜だからこそ、時には不思議な体験が紛れ込むこともあるかもしれません。

今回ご紹介した話のように、クリスマスの夜に潜む異様な出来事や奇妙な存在は人々の恐怖心をかき立て、SNSで話題となること間違いありません。冬の寒さが一層心を冷やし、ホラー好きにはたまらないスリルを楽しむことができるでしょう。
今年のクリスマスは友人や家族と共にこうした怖い話を共有し、スリルと共に特別な夜を楽しんでください。

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