TikTokでバズる、ハロウィンの怖い都市伝説が今年も話題となっています。
ハロウィンの夜はお菓子と仮装で楽しいひとときを過ごすイベントですが、その一方で、恐ろしい都市伝説がいくつか存在しています。特にSNSやインターネットの普及によって、恐ろしい都市伝説がインターネット上で急速に広がり、バズる現象が起きています。いつしかこうした伝説はリアルな体験談として語られることも増えました。
この記事では、ハロウィンの夜にまつわる3つの恐怖の都市伝説をご紹介します。
これらの話は、事実かどうかは分かりませんが、どれも背筋を凍らせるものばかりです。
あなたもハロウィンには気をつけて……。
「ハロウィンの深夜3時17分の呪い」
深夜の連続通知
スマホをいつも肌身離さず持ち歩き、SNSの通知を気にしている方々にとって、深夜の通知音はなんてことない出来事かもしれません。しかし、とある都市伝説として語られるのは、深夜3時17分に突如始まる連続通知の話です。深夜3時17分に届く連続通知は、決して開いてはいけないと言われています。
とある年の10月2X日、深夜3時17分に突然スマホが激しく鳴り始めたという１人の女性がいました。彼女は、友人からの何かしらのメッセージかと思い通知を確認しましたが、それは見知らぬアカウントからのメッセージでした。
『????#ｴﾗ-503??? さんからメッセージが届きました』
内容はただ一言、「い」。
徐々に増える文字
その女性は最初、何かのミスか悪ふざけだと思い、「い」とだけ数件送られてきたメッセージを気に留めず無視していました。しかし、それから次の晩。同じ時間の深夜3時17分になると、またスマホが鳴り始めました。
昨晩は「い」だけのメッセージでしたが、次の日にはメッセージの内容が変わり始めました。
今度は「ない」というメッセージが送られてきたのです。しかも、前の日より多くのメッセージがきて通知が鳴りやみません。
彼女は不気味に思い始め、友人に相談しましたが、誰も原因がわかりませんでした。何度もアカウントをブロックしようと試みましたが、『????#ｴﾗ-503???』という見知らぬアカウントは消えず、メッセージは毎晩続きました。
その後も、「さない」「るさない」といったように、少しずつ意味のある言葉が形成されているようでした。彼女は恐怖を感じ、スマホの電源を切るようにしましたが、それでも何故か深夜3時17分の通知音だけは鳴り響き、彼女の不安は日に日に増していきました。
ハロウィンの夜に届く最後のメッセージ
そして、10月31日のハロウィン。日付が変わるころには女性はもうメッセージが来ることを覚悟し、深夜3時17分を迎える準備をしていました。スマホを握りしめ、祈るような気持ちでその時間が過ぎるのを待っていた時、スマホが再び鳴り響きました。
画面には、最後のメッセージがこう表示されました。
『お前を許さない』
その瞬間、部屋の温度が急に下がり、彼女の背筋に寒気が走りました。
彼女は恐る恐るスマホを見つめましたが、特にそのあとは連続通知も何も起こりませんでした。
すぐさま彼女は友人にそのことをメッセージで送って報告し、緊張の糸がほぐれた様にそのまま寝てしまいました。
しかし、翌朝になって彼女の姿は忽然と消えてしまい、誰も彼女の行方を知ることはありませんでした。
翌年の10月2X日、深夜3時17分。
彼女から報告された友人のスマホが突然激しく鳴り始めました。
『????#ｴﾗ-503??? さんからメッセージが届きました』
内容はただ一言、「い」。
この出来事が「ハロウィンの深夜3時17分の呪い」と都市伝説として語り継がれています。そして毎年、ハロウィンの夜になると、同じ時間に同じようなメッセージを受け取るという噂が絶えないのです。
皆様もお気をつけて。
※ちなみにこちらの画像は「 ホラーイラストも大量に揃うイラスト素材サイトきゃら館 」から引用したイメージになります。
「終わらないTikTokライブ」
操作不能なライブ配信
人気インフルエンサーの男性が、ハロウィンにフォロワーを増やすためにTikTokライブを開始しました。ハロウィンのためか多くの視聴者が参加し、コメントもいつも以上に活発に盛り上がっていました。
そして、ライブ配信を始めてから２時間が経ち、用事があった彼はライブを終了しようとしました。
しかし、操作がまったく効かずライブは止まりません。
そんな彼を嘲笑うかのように、大量のコメントが流れ始めました。「ライブ終わらないね〜」「何やってんの？」というような、いたずらじみた言葉ばかり。
彼は「みんな、うるさい。ライブが止まらないんだよ」と苦笑いしながら返しましたが、どこか胸騒ぎを覚えました。
不自然に流れ続けるコメント
彼がライブを続けながらも、不思議な違和感が頭をよぎりました。
コメントは相変わらず「終われないね〜」「逃げられないよ」といった軽口を叩き続けていますが、どこかおかしい。コメントの数が多すぎるし、内容に言葉にできないような嫌悪を感じました。
「おかしいな…」と彼は思い、スマホの画面をよく見ました。その時、彼は初めて気づきました。
画面の左上には、明らかに「圏外」の表示がされていたのです。電波がないはずなのに、どうしてこんなにも多くのコメントがリアルタイムで流れてくるのか。
胸騒ぎは次第に恐怖へと変わっていきました。彼は再度、ライブを終了しようとしましたが、やはり操作は一切効きません。焦り始めた彼の目の前に、次のようなコメントが流れ始めました。
「気づいた？」
「もう遅いよ」
「逃げられない」
冗談のはずがない――その瞬間、彼は背後に何かがいる気配を感じ、画面に映る自分の姿を見ました。背後には何かぼんやりとした影のような存在が近づいてきていたのです。
背後に迫る影と最後のメッセージ
彼は恐る恐る振り返りましたが、背後には誰もいません。しかし、スマホの画面に映る自分の姿は、まるで別の世界にいるかのようでした。画面越しにはっきりと、彼の背後に複数の人影が立っているのです。その影は次第に大きくなり、形をはっきりと現し始めました。
「何だ…これは…？」彼は恐怖に震えながら、スマホを手にしたまま後ずさりしました。しかし、コメントは止むどころかますます不気味なものになっていきました。
「振り返るな」
「もう来ている」
「次はお前だ」
彼は慌ててスマホを落とし、部屋から飛び出そうとしました。しかし、足が動かない。まるで何かに引き留められているかのように、足が床に縫い付けられたかのように動きません。彼は再びスマホに目を向けました。画面には赤い文字で
「お疲れ様」
とだけ書かれ、その瞬間、スマホの画面が完全に暗転しました。
次の日、彼のTikTokライブは何事もなかったかのように続いていたのです。
しかし、その姿はいつもの元気な彼とは全く違っていました。画面越しに映る彼の目はうつろで、表情も固まり、まるで誰かに操られているかのようでした。
コメント欄も異常な状態が続き、普段のような視聴者の反応や会話は一切なく、意味不明な文字列の不気味なメッセージが流れ続けていました。
見に来た視聴者は不安を感じ、誰もライブに入らなくなり、最後には視聴者ゼロのまま。
今も配信はひっそりと続いているみたいです。
この出来事は「ハロウィンのTikTokライブの呪い」として、都市伝説になっているようです。この都市伝説を信じるか信じないかはあなた次第ですが、もしハロウィンにTikTokライブをするなら、画面の右上に表示される電波の状態をよく確認してください。
何かがおかしいと感じたときには、すでに遅いかもしれません。
「おかしおいしいいっぱいたべたい」
おかしをくれないと
ハロウィンの夜、仮装した子供たちが「トリックオアトリート！」と元気に声を上げながら、付き添いの大人たちと一緒に近所の家々を回っていました。ある古びた家の前に来た時、子供たちはいつものように玄関のベルを鳴らしました。しかし、その家の住人からは何の反応もありませんでした。
「誰もいないのかな？」と付き添いの大人たちは子供たちに先を急がせようとしましたが、突然、家の玄関の扉がゆっくりとひとりでに開き、奥にお菓子が山のように並べられているのが見えました。付き添いの大人たちは「入っちゃダメだ！」と子供たちを制止しましたが、子供たちはお菓子に目がくらみ、「おかしおいしいいっぱいたべたい！」と叫びながら、大人たちの制止を振り切って家の中に駆け込んでしまいました。
子供たちが消えた夜
付き添いの大人たちは慌てて子供たちを追いかけましたが、家の中に入ることはできませんでした。まるで何か見えない力が大人たちを拒むように、玄関の扉が音もなく閉まり、そのまま子供たちは戻ってこなくなりました。
次の日、子供たちは行方不明になり、付き添っていた大人たちの証言が警察により調査されましたが、彼らは精神的に異常な状態に陥っていました。
大人たちは口々に、「おかしおいしいいっぱいたべたい…おかしおいしいいっぱいたべたい…」と、子供たちが叫んでいた言葉を永遠に呟き続けるようになってしまったのです。まるで呪われたかのように、彼らはその言葉以外は一切話せなくなってしまいました。
呪われた言葉と広がる恐怖
この出来事は瞬く間に一部地域で都市伝説となり、「おかしおいしいいっぱいたべたい」と口にすることが禁止と言われるようになりました。
特にハロウィンの夜には、無理やりお菓子を奪おうとする子供に危険だ教え、子供たちにどんな時でも無理やりお菓子を奪うのはよくないよ、と教える風潮が一時期流行りました。
「おかしおいしいいっぱいたべたい」という言葉は、今もハロウィンの夜は一部地域で禁句とされていますが、皆さんもついそれを口にしないようにハロウィンの夜は気をつけましょう。
※ちなみにこちらの画像は「 ホラーイラストも大量に揃うイラスト素材サイトきゃら館 」から引用したイメージになります。
まとめ
ハロウィンは楽しいイベントですが、闇に潜む恐怖の物語も存在しています。
都市伝説には、時折現実への警告や暗示が含まれており、気づかないうちに不気味な現象に巻き込まれることもあります。私たちのすぐそばにある日常の中に恐怖は忍び寄っているかもしれません。
ハロウィンの夜に何が起こるかは誰にも分かりませんが、油断せずに楽しむことをおすすめします。もしかしたら、あなたが気づかないうちに、その都市伝説は現実となっているのかもしれません。信じるか信じないかは、あなた次第なのかもしれません。
そして、もし異変に気づいたら……、それはもう恐怖の都市伝説が始まっているのかもしれません。
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